妊活でよく聞く「AMH」と「FSH」って?【TwitterまとめNo.7】
レディースクリニックで「卵巣年齢(AMH)が高いから顕微授精じゃないと妊娠できない」と言われてショック・・。
でもFSHが高ければ妊娠できる確率は十分あります。
今回は不妊治療でよく聞く「AMH」と「FSH」について解説します。
AMHは残存卵子数
AMHは「抗ミュラー管ホルモン」のことで、成熟する前の卵子から発されるホルモンです。
女性は生まれ持った卵子の数を消費して年齢を重ねます。出生時には約200万個の卵子を持っていますが、10代の段階で30万、20代で10万、30代で3万個とどんどん減っていきます。生理が始まると一回の生理のために約1000個もの卵子を消費しますが、一度の生理で排卵される卵子はたった1個。他の卵子は排卵されることなく消滅してしまいます。
この卵子の減り方には個人差があり、残りどれくらいの卵子が備わっているかを判断する指標としてAMHが使われます。
FSHはその周期の卵子の質
FSHは「卵胞刺激ホルモン」のことで、脳下垂体から分泌され、卵巣を刺激するホルモンのことです。
卵巣ではひとつの周期にいくつもの卵子が同時に成熟し始め、その中で最も優秀な卵子が排卵されます。その刺激となるのがFSHです。
FSHは周期によって変動し、病院で検査を行う場合は毎周期同じタイミングで計測する必要があります。(一般的には3日目)
まとめ
AMHは卵巣に残っている卵子の数、FSHはその卵子を成熟させる力の指標です。
排卵される卵子はひとつなので成熟させる力があれば、問題なく排卵を行うことができます。
AMHやFSHに問題がないのに不妊が続いている場合は、卵管が詰まっているなど別の要因も考えられます。卵子ではなく精子の問題である可能性も。
お金も精神も消耗する不妊治療。ひとつのクリニックにこだわりすぎず、納得した上でニーズと考え方に合致した治療を受けたいですね。