気をつけてたのに…妊娠中の風邪。どうすればいい?
風邪は、主にウイルスが鼻、のど、気管などの呼吸器官に侵入して炎症を起こす病気です。
妊娠中は免疫力が低下していることもあり、多くの人が妊娠中の10か月の間に一度は風邪をひいてしまいます。
幸い、ひどい風邪でも赤ちゃんに害が及ぶことはありませんが、少しでもつらい症状を和らげたいもの。悪化する前に医師に相談しましょう。
決して自分の判断で市販の薬を飲んだりしないようにしてください!
回復するには?
風邪をひいたかな?と思ったら、体調と相談してまずは下記の対処法を実践してみましょう。
【休息をとる】
体をゆっくり休めて、十分な睡眠をとる。
【軽めの運動をする】
発熱や咳がなく、運動ができそうな状態であれば、軽めの運動で回復が早まる場合も
【体をあたためる】
入浴する、冷たい飲み物食べ物は控える、ショウガやニラなどの体を温める食材をとる
など、体を冷やすことは控え、体をあたためることをしましょう。。
【栄養価の高い食事を心がける】
風邪をひいてしまったときに栄養不足はNG。
タンパク質やビタミンが多く含まれている食材を積極的に摂取しましょう
【水分をとる】
熱やくしゃみ、鼻水でママと赤ちゃんのための水分が失われます。普段よりも多く水分をとりましょう。
【枕を高くして寝る】
鼻づまりでも呼吸しやすいよう、枕を2~3個使って頭を上げて寝る。
風邪薬は飲んで良いの?
市販薬を自分の判断で飲むことは絶対にやめましょう。
薬による影響は、妊娠週数と種類によります。
赤ちゃんの器官形成がはじまる妊娠初期の4~7週は、薬による障がいなどのリスクが高く、後期になると胎児の発育を抑えたり、死亡などのリスクも考えられます。
医師や薬剤師の許可のない薬の服用はせず、医師へ相談しましょう。妊娠中でも安全とされ、かつ風邪の症状に合わせた薬や治療法を医師が示してくれるでしょう。
「妊娠中は薬を飲んではいけない」といった思い込みにより症状が悪化してしまっては、元も子もありません。医師の診断を受け、処方箋を飲むことが得策の場合もあります。
妊娠にまだ気づかない妊娠3週未満であれば1週間程度服用したとしても問題はありません。が、妊娠に気づく4~7週は薬による障がいのリスクが高いので、妊娠が確定していなくても薬の服用には注意が必要です。
いつ病院に行く?
風邪をこじらせてしまうと、副鼻腔炎などの二次的な感染症にかかるケースも。
また、インフルエンザにかかり、放っておくと肺炎の併発や早産を引き起こす可能性も。
目安としては、38度以上の熱が出た場合に病院に行くのがいいでしょう。