かわいい原始反射のお話

赤ちゃんの掌にママが指をおくと、きゅっと握ってくれる…😇💞


なんとその行動、今だけしか見られないのです😱😱


把握反射と呼ばれるこの反射は通常生後3~4か月頃までで

徐々に消失してしまいます。

赤ちゃんは生存のために必要な最低限の機能を

反射をして持ち合わせて生まれてきています。

それらは「原始反射」と呼ばれ、胎外での生活に順応し、

成長するとともに消失していくのです。

 

それでは今しか見られない原始反射をいくつかご紹介。

 

 

ルーティング反射

 

ほっぺに物が触れるとそちらを向こうとする反射です🤱

 

乳首を探すための反射で4~7ヵ月で消失します。

これは6ヵ月ごろになると視力が0.1まで成長し

自力で物を探せるようになるためです👀✨

 

視力0.1というのは大人からすれば生活できたものではありませんが

生まれた当初の視力はなんと0.03

光がわかる程度のものです。

そこから比べるとすさまじいスピードで成長していますね。

その後3歳までで1.0程度まで成長します。

 

 

💎吸啜(きゅうてつ)反射💎

 

なぜ赤ちゃんはおしゃぶりで泣きやむのでしょうか?🍼

実はという吸啜反射というおっぱいを吸うための機能を

利用しているからなんです。

赤ちゃんは口に物が入るとずっとちゅぱちゅぱと吸っていますね。

 

4か月ほどで消失しはじめますが

消失しないうちは口の中に入ったものは

食べ物でも乳頭でもちゅぱちゅぱしてしまうため

離乳食の大敵になる存在でもあります🥣

うまく飲み込むというのは反射が消えていない赤ちゃんにとって

とっても難しい話なのです。

 

 

以上3つは生後すぐに見られる反射でしたが次は…

🪂パラシュート反射🪂

8か月~大人でも見られる

上体が落下したときに両手を前に開いて着地しようとする反射です。

そう、これは転ぶときの動作ですね。

いよいよ歩行に向けての機能が成熟してきたということです。

 

反射の消失はかわいい行動が見られなくなる寂しいことではありますが、

その分反射に頼らずともその動作を行うことができるようになった

という成長の証でもあります。

把握反射がなくなれば絶対に手を握ってくれないのではなく、

自分の意志でママの指を握ることができるようになったのです。

 

原始反射は他にもたくさんあります。

成長のサインとなるものばかりですので気になる方はぜひ調べてみて下さい✨

 

個人差や学説の違いがあるものではありますが、

もし月齢に合った反射が見られない・消失しないという場合は

脳機能の発達に遅れやなんらかの異常がある場合もあるらしいので、保健師さんや小児科で相談してみて下さい‼️

 

 

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